【家庭菜園】お家でにんじんを育てる時のポイント解説まとめ【おすすめ】

【家庭菜園】おうちでにんじんを育てるときのポイント解説まとめ【おすすめ】 家庭菜園

赤くてかわいらしい見た目や、栄養たっぷりなところが魅力的な「にんじん」。

お家で作れたら嬉しいな~と思ったことはありませんか?

今回はそんなにんじんを家庭菜園で育てるときのポイントをまとめていきます!

今回の記事のざっくりまとめ

  • 育てやすい、おすすめの品種は「陽州五寸」「時なし八寸人参」「向陽二号」など
  • 水やりのポイントは「発芽までは乾かさない」「発芽後は土が乾いたら水やり」
  • 肥料をあげるときは「2回に分けて追肥」
  • 連作障害は「ある」けれど、家庭菜園では気にするほどではないかも?

シルバニアと比べても大きいにんじんが家庭菜園初心者でも作れました!

私も自分でにんじんを育ててみたところ、甘くて大きなにんじんがたくさん採れてとっても嬉しかったので、おすすめのお野菜です!

甘くておいしいにんじんを自分で育ててみたい!と思っている方はぜひ最後までお読みいただけると嬉しいです!

ポイント:準備編

まずはにんじん作りの準備をする際のポイントからまとめていきます。

おいしい作物は念入りな準備から!さっそく見ていきましょう。

家庭菜園でにんじんを育てる難易度は?

にんじんを育てるときにつまづくポイントとして「発芽させるのが難しい」という点がよくあげられますので、失敗を防ぐためにも

  • 発芽のための環境づくりをしっかりする
  • 間引きの時期を逃さないようにする

といったポイントを押さえておけば、そこまで難易度は高くなく、初心者にもおすすめのお野菜と言えるでしょう。

まずは無事に発芽をさせることが大切です!

にんじんの発芽のポイント
  • 発芽するためには光が必要(好光性)な種なので、土を厚くかぶせないよう注意
  • 種まきから5日~10日ほどで発芽する
  • 気温や湿度の影響を受ける
  • 温度は15℃~25℃を保つように注意
  • 土が乾燥しないよう、水分を含んだ状態にしておく

以上のポイントを意識して、注意深く発芽までの様子を見守りましょう!

発芽したあとは、間引くタイミングを逃さないようにするのも大切です。

間引きの時期

  • 1回目:本葉が1枚~2枚のころに込み入っているところを間引く
  • 2回目:本葉3~4枚のころに2~4cm間隔、葉と葉が重ならないくらいになるよう間引く
  • 3回目:本葉が5~6枚のころに6~12cm間隔になるよう間引く

間引きのポイント

  • 成長が遅いもの/間延びしているもの/葉の色や形がおかしいものを間引きましょう。
  • 間引いたあとは、株元がぐらぐらしないように土を寄せてあげましょう。
  • 2回目、3回目の間引き後は追肥をおこないましょう。(化成肥料1平方メートルあたり約50gほど)

なんとなく間引くのってもったいなく感じることもありますが、この後の元気な成長のためにも、しっかり間引いておきましょう!

土づくりのポイント

種まきをする前に、にんじんがすくすくと育てるように土づくりをしておきましょう。

土づくりのポイント
  • 不純物を取り除き、やわらかい土にしておく
  • 根が長く伸びるため、表面だけでなく深くまで土を耕す
  • 土のpHは弱酸性(5.5~6.5)に調整する

もっと初心者向けにして!という方は…培養土使いましょう!

土づくりが面倒・よくわからない・失敗が怖い・小規模でしか栽培しない方は、野菜の培養土を使うのがおすすめです。

土の中に小石などの不純物が混じっていると又根になってしまうので、きれいなにんじんが作りたい方は丁寧に不純物を取り除いておくのが大切です。

オススメ品種はこれ!

初心者さんでも育てやすいことに重点を置いたおすすめ品種は、

「陽州五寸」「時なし八寸人参」「向陽二号」などです。

耐暑性・耐寒性に優れていて、幅広い地域や土壌で元気に育ってくれたり、生育が旺盛で育てやすい品種です。


プランターで栽培してみたい方におすすめの品種は、

「ベビーキャロット」や「ピッコロ」など。

こちらの品種は小ぶりなサイズなので、プランターでも栽培が楽しめます。


種まき・収穫の時期はいつ?

にんじんは、さまざまな時期に種まきが可能ですが、基本は春まきか夏まきのようです。

お住まいの地域や育てたい品種によって種まき期間が異なりますので、しっかりチェックしてから育て始めるのをおすすめします。

  • 春まき:3月~4月に種をまき、6月下旬から8月上旬くらいに収穫
  • 夏まき:7月~8月に種をまき、10月下旬から3月上旬くらいに収穫
  • 秋まき:9月~10月に種をまき、2月から3月くらいに収穫

※冬にまける品種もあるが、発芽適温から外れてしまうことが多いので暖地のみ

春まきの場合発芽は簡単になりやすいのですが、花が咲いてしまう「とう立ち」が起きることがあります。

にんじんがとう立ちしてしまうと、硬くなって味が落ちたり、根の中に空洞ができる「”す”が入った状態」になってしまうことがあるので、春まきでは発芽以外の難易度は比較的高めです。

また、病害虫も多い時期なので、家庭菜園初心者は春まきは避けた方が無難かもしれません。(私も初挑戦時は夏まきしました)

そのため初心者には、発芽や初期の育成は難しくなりますが、おいしく育ちやすい夏まきが推奨されることが多いようです!

ポイント:お世話編

続いて、にんじんのお世話をするときのポイントをまとめます。

おいしいにんじんを収穫するためにも、こまめに様子をチェックしていきましょう。

水をやるときのポイント

発芽までは乾燥に弱いにんじんですが、発芽後は必要以上の水やりはいりません!

にんじんは成長がゆっくりな野菜なので、なんとなく慌ててしまってたくさんお水をあげたくなるかもしれませんが、土の表面が乾いたら与える程度で大丈夫です。

また、栽培が後期に入ってきたら基本的に水やりは必要なくなります

雨が何日も降らなかったときや、土の乾燥がひどい場合にだけたっぷりお水をやりましょう。

逆に、雨が多いなど加湿になった場合には根が割れることもあるので、水はけに注意しておきましょう。

肥料をやるときのポイント

肥料をやるときには、2回目と3回目の間引きのあとに追肥をおこないます。化成肥料を1平方メートルあたり50g程度まくのが楽でおすすめです。

にんじんは長い期間をかけて栽培するお野菜なので、緩効性の肥料を使います。

生育が後半に入っても肥料分が多く残っていると、根が裂けてしまう裂根が増えることも。

なかなか大きくならないからと言って、慌ててたくさん肥料をあたえないように注意です。

にんじんの病害虫

作物を育てるときには、病害虫も心配になりますよね。

にんじんに発生しやすい病害虫については以下の通りです。

  • にんじんの病気:うどんこ病/モザイク病/黒班病など
  • にんじんの害虫:アブラムシ/キアゲハの幼虫/キクキンウワバ/ネコブセンチュウなど

病気では、葉に症状が出るうどんこ病やモザイク病から、根の部分に症状が出る黒班病などさまざまな病気があります。

害虫では、集団で発生して病気も媒介するアブラムシや、葉を食害する幼虫類などが発生します。

上記以外にもさまざまな病気や害虫が発生する可能性があり、時期によっても注意しなければならないものが異なります。

基本的には春先に気温が上がってき繁殖する時期や、梅雨などで湿度が上がる時期には特に病害虫への警戒が必要になります。

葉の裏に害虫が潜んでいないかしっかり確認したり、葉や根などにおかしな部分はないか毎日のチェックを怠らないようにしましょう!

家庭菜園でのにんじん作りでよくある質問

家庭菜園でのにんじん作りでよくある質問をまとめました。

困ったときにはぜひ参考にしてみてください!

連作障害はあるの?

にんじんは、連続で作ると連作障害が出る可能性がある野菜です。

そもそも連作障害とは連続で同じ作物を作ることで土壌のバランスが崩れ、病害虫が発生しやすくなっている状態のこと。

そのため、プランターでは土を入れ替えれば問題ないですし、畑でもしっかり新しい入れたり、そもそも家庭菜園のような小規模な栽培ではそこまで気にする必要もないという意見もあるようです。

ただし連作障害が出ることがあるのは事実なので、気になる方は1~2年栽培の期間を開けて、他の作物を植えて楽しみましょう!

たくさん作りすぎてしまった!保管はできるの?

思ったよりも豊作になってしまったから保管しておきたい!」という嬉しい悲鳴もあるかもしれませんね。

にんじんの保管方法にはいくつか方法があります。

  • 冷蔵庫で保存する
  • 常温で保存する
  • 土に埋め、畑に残しておく
  • 小さく切り、冷凍保存する

にんじんは水分がついていると腐りやすくなるほか、乾燥にも弱い野菜です。対策をとっておいしく保管しましょう!

1:冷蔵庫で保管する場合

  1. にんじんをきれいに洗い、しっかり水分をふき取ります。
  2. 新聞紙やペーパータオルに包み、2~3本まとめてポリ袋などに入れます。
  3. 野菜室に立てて保管します。

箱やケースなどに葉がある方を上にして入れ、立てて保管することで1ヶ月くらい保管できます。

包むときに使った新聞紙などは、にんじんから出る水分で湿ってくるので、3・4日おきに交換してください。

2:常温で保管する場合

  1. にんじんをきれいに洗い、しっかりと水分をふき取ります。
  2. ふき取ったあとは新聞紙やペーパータオルなどに包み、冷暗所で保管します。

ただし、気温が高い時期の常温保存はおすすめできません!

秋~冬の気温が低い時期に1週間程度の保管が可能です。

3:土に埋めておく場合

  1. にんじんの葉を根元から切り取ります。
  2. 畑に穴を掘るかプランターを用意して、にんじんを並べて入れます。
  3. 土をかぶせて保管します。

葉が残ったままだと、根がやせてしまう・すが入ってしまうなどのトラブルが起きる可能性がありますので、しっかり葉をカットしてから埋めるようにしましょう。

土の中は温度が一定に保たれているため、冬に埋めておけば約2ヶ月、うまくいけば春先まで保管できるようです。

広い畑に埋めるときには、どこに埋めたかわからなくならないよう目印をつけてくださいね!

4:冷凍保存する場合

  1. 使いやすい大きさににんじんを切り、水気をふき取ります。
  2. 冷凍できる保存袋に平らになるように薄く広げて入れ、空気を抜いてから冷凍庫で保管します。

冷凍で保存する場合、3~4週間ほど保管できるようです。

いちょう切り、細切りなど、調理するときに使いやすい形で保存しておくとより使いやすいですね!

子どもと一緒に育てられる?

にんじんを育てるのはそこまで難しくないため、お子さんと一緒に挑戦してみるのもおすすめです!

芽が出て大きくなって収穫!という楽しみが味わえるのは子どもの成長にもとてもよいことです。

「マインクラフト」や「あつ森」などのゲームでは、ゲーム内でもにんじんが育てられますので、ゲームが好き!というお子さんにもおなじみの野菜なのではないでしょうか。

もちろんゲームとは育て方が全く異なりますので、おいしいにんじんが作れるようおうちの方が協力してあげてくださいね!

自分で育てたにんじんを自分でお料理してみるのも楽しいですね、きっと格別のおいしさだと思います!

まとめ

ポイントさえ押さえれば、家庭菜園初心者でもおうちでおいしく楽しくにんじんが作れます!

とれたてのにんじんを楽しみたい方は、ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。

最後までお読みいただきありがとうございました!

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