勇敢で優しいバラ「ライオンハート」の魅力と育てた感想【写真付き】

バラ ライオンハート 勇敢で優しいバラ「ライオンハート」の魅力と育てた感想【写真付き】 ガーデニング

強くて優しい、まるで憧れのヒーローのようなバラに出会って。

バラの「ライオンハート」の命名由来は、リチャード1世(獅子心王)に由来しています。

ですが、バラの品種選びは、人それぞれにきっかけがあります。私の場合、それはゲームの中にありました。

『ファイナルファンタジーVIII』という作品の中で、主人公スコール・レオンハートが使う最強の武器。その名前も「ライオンハート」なんです。

ファイナルファンタジーシリーズのファンとして、その名を偶然バラの品種で見かけたとき、運命的なものを感じました。

調べてみると、そのバラは見た目こそ繊細で美しく、しかし実際はとても丈夫で育てやすい品種。

暑さや雨に強く、どんな環境でも凛と咲き続ける姿に、ますます魅了されました。

“勇敢で優しい”という品種のコンセプトもまたスコールに似合っているようで、ぐっと心を掴まれました。

名前に惹かれ、知れば知るほど好きになる。そんな出会いをくれた「ライオンハート」というバラを、この記事でご紹介します!

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丁寧に管理された元気な苗が届きます。


ライオンハートを選んだ理由ときっかけ

私が「ライオンハート」というバラに出会ったきっかけは、ちょっと変わっているかもしれません。

私は長年ファイナルファンタジーシリーズのファンで、特に『ファイナルファンタジーVIII』が大好きです。

その主人公「スコール・レオンハート」の最強武器の名前が、まさに「ライオンハート」なんです。この名前を見た瞬間、心がときめきました。

バラの「ライオンハート」の命名由来はもちろんそれとは異なっており、リチャード1世(獅子心王)に由来しています。当然ながら、一般的にはそちらのイメージの方が強いかと思います。

興味本位でバラの品種としての「ライオンハート」を調べてみると……
まさに“強くて優しい”印象そのもの。

コーラルピンクの繊細な花びらに、雨や暑さにも負けない力強さを兼ね備えた姿に、どんどん惹かれていきました。

はじめは「どんなバラなのかな?」と興味を持っただけだったはずが、気が付いたら「絶対に庭に植えたい!」と思っていました。

園芸初心者の私でも育てやすいという点も、決め手のひとつ。名前に惹かれて調べてみたら、まさに自分にぴったりの品種だったという、ちょっとした運命の出会いだったのかもしれません。

正直ちょっとおかしな出会い方だと思いますし、育種家の方が意図したものとは違いますが、こうした出会いもあっていいのではないかなと思っています。

「ライオンハート」の特徴

バラ ライオンハート

ライオンハートは、その名前のとおり、こか勇ましさとやさしさをあわせ持つような不思議な魅力のあるバラです。

実際に育ててみて感じたのは、見た目の美しさのみならず、期待・想像していた以上に丈夫で育てやすいということ。

初心者の私でも安心して育てられているので、昨今のバラの力強さには本当に驚かされますね。

ここでは、私が実際に育ててみて感じた「ライオンハート」の魅力を、基本情報・見た目・育てやすさの3つのポイントでご紹介していきます。

「ライオンハート」の基本情報

品種名ライオンハート/Lionheart
ブランドロサオリエンティス プログレッシオ
樹形シュラブ 普通タイプ
樹高・大きさ150cm~200cmほど
開花性四季咲き
香りのタイプティ系の微香
トゲの多さ普通くらい
花もちのよさ驚異的な花もちのよさ

ライオンハートは、「ロサオリエンティス・プログレッシオ」というシリーズに分類される、四季咲きタイプのシュラブローズです。

ロサオリエンティスは、病気に強くて育てやすい品種が多くそろっているシリーズですが、その中でも特に丈夫な品種が集まるのが「プログレッシオ」。ライオンハートもそのひとつです。

庭植えでも鉢植えでも育てやすく、つるバラのようにフェンスなどに仕立てることもできるので、スペースに合わせて楽しめるのが魅力。

さらに、花もちがおどろくほど良く、長く咲いてくれるのもうれしいポイントです。少しくらいの雨風には負けません。

はらはらと花びらが散ると困るような場所にも植えられるので、お掃除のしづらさやご近所に花びらが散らないかが気になる方にもとってもおすすめです。

「ライオンハート」の見た目の特徴

バラ ライオンハート 花の大きさ
花の色鮮やかなコーラルピンク
花弁の裏側はクリーム色の複色
ボタンアイやグリーンアイも出る
花の形ロマンチックなロゼット咲き
花の大きさ中輪
小さめの花は7~8cm/大きめの花は8~9cmくらい
葉の色や形しっかりとした質感で、濃いめの緑色の葉

ふわっと丸みのあるロゼット咲きで、中心にグリーンアイが見えることもあり、とても個性的なお花が咲きます。名前のイメージとも重なって、まるでライオンのたてがみのように感じる瞬間もあります。

色は明るめのコーラルピンクで、裏側はほんのりクリーム色。この2色のコントラストが、咲き進むごとに表情を変えてくれるのが本当に楽しいです。

「こんなに個性のある花、他にあるかな?」と思うくらい、唯一無二の存在感があります。育種家の木村さんも、「こんな花が受け入れられるのかな?」と発表を迷われたそうで、それだけ強い個性を持っているんだなと感じました。

花のサイズは中輪で、まとまって咲いたときの華やかさは見応えたっぷり。明るいコーラルピンクなのに、上品さもあって派手になりすぎないところも、飽きずに眺められる理由かもしれません。

香りはティー系ですがとてもやさしく、ほとんどないと言ってもいいくらいなので、強い香りが苦手な方でも気軽に楽しめると思います。

「ライオンハート」の育てやすさ

耐病性うどんこ病にも黒点病にも強い
黒点病には特に強い
初心者向けかどうか樹勢が強く病気にも強いので、初心者向き
鉢植え向きか・地植え向きかどちらにも向いている

私がライオンハートを迎えたのは、冬の終わりごろ。大苗を購入して、地植えにしました。まだ苗は小さいですが、ゆくゆくは庭のフェンスに誘引して咲かせるのが今の目標です。

東向きの庭で朝の光がしっかり当たる場所に植えているのですが、おひさまを浴びて毎日元気に育ってくれています。

地植えなので頻繁な水やりはしていませんが、新芽が出る時期や花が咲く時期には、バラにはお水が多めに必要になりますし、「そろそろお水ほしいな〜」と語りかけてくるような気がして、少し多めにあげるようにしています。

肥料は、木村さんのYouTubeで「貫生花が出る可能性がある」「やりすぎると花の色がぼけることもある」と言われていたので、あげすぎないように普通の量にしています。

薬剤はほとんど使っていませんが、それでも葉は元気で病気知らず。さすが、病気に強いと評判なだけあるなと実感しています。

初心者の私でも安心して育てられているのは、このバラが持っている「もともとの強さ」ゆえだと思います。


「ライオンハート」の魅力

ライオンハートは、ただ美しいだけのバラではありません。

花姿の個性、圧倒的な花もち、病気への強さ、そして初心者でも育てやすい安定感。育てれば育てるほど「このバラ、すごいな」と思わせてくれる、そんな存在です。

ここでは、私が実際に育てて感じたライオンハートの魅力をご紹介します。

咲き進みで変わる表情に夢中!

このバラは、咲き始めから終わりまで、とにかく表情が豊かです。

コーラルピンクとクリーム色のグラデーションが、日ごと・角度ごとに違って見えるので、毎朝庭に出てお花を見るのが楽しみになります。

花形はふわっと丸いロゼット咲きで、ボタンアイやグリーンアイがのぞいたりと、毎日違った顔を見せてくれる、本当に素敵なバラだと思います。

花もち抜群!雨の日も元気に咲いてくれる

ライオンハートのすごいところは、花もちの良さ
強い雨が降って「これはさすがにダメかな…」と思った日でも、驚くほど傷まずに咲き続けてくれて、本当に感動しました。

花弁の1枚1枚がしっかりしているので、雨が少しくらい当たってもへっちゃらなようです。曇りの日や雨降りで薄暗い庭でも、明るいコーラルピンクが目をひきます。

雨が降って「切り花にしておけばよかったかなぁ……」と思っても、むしろそのまま咲かせておいても問題ないと感じるくらい、庭でしっとり咲く姿も絵になります。

庭でもずっと咲き続けていますし、少し花びらが傷んだかな?と思って切り花にしてきても本当に花もちがいいです。体感として、1週間は余裕~数週間楽しめるのではないでしょうか?

手がかからないのに、ちゃんと華やか

私のようなバラ初心者でも、安心して育てられているのは、ライオンハートの丈夫さがあってこそでしょう。
薬剤もほとんど使っていないのに、いつも葉っぱが元気で、病気知らずです。

それなのに花はしっかりと華やかで、庭に植えればパッと目を引いてくれます。
「手がかからないのに映える」って、正直すごくありがたいですよね!

大きめの花だと10cm弱くらいあるものもあり、鮮やかなコーラルピンクで大きめのお花がぽんぽん咲くので、お庭でもかなり存在感があります。

忙しくてなかなかバラに手をかけられない、という方や、ガーデニング初心者なのでバラが上手く育てられるか不安、という方にこそお庭に迎えてほしいバラかなと思います!

ひとことまとめ

派手すぎないけど個性的で、きちんと主役級の華やかさがある。
それでいて丈夫で育てやすい、本当にバランスの良いバラだなと思います。

「バラ、育ててみたいけど難しそう…」と感じている方にも、自信を持っておすすめしたい品種です!


「ライオンハート」の画像ギャラリー

ライオンハートの魅力を、写真とともにご紹介します。
つぼみのころの可愛らしさから、雨に濡れた幻想的な姿、そして満開の華やかさまで、育てている私自身が惚れ込んでしまった瞬間をお届けします。

バラ ライオンハート

1.ライオンハートのつぼみ
まだ小さくてぎゅっと閉じたつぼみから、こそっとのぞくグリーンアイ。
濃いピンク色がこれからの開花を期待させてくれて、毎日眺めては「今日かな?明日かな?」と、ワクワクしてしまいます。

2.雨水がたまった、開きかけの花
強めの雨が降っている日に心配で外に出ると、ライオンハートの花びらの中に小さな水たまりが。
強い雨にも負けない強さにさらに魅了されましたし、まだ全開ではない花が、雨を受けてしっとりと輝いている姿は、どこか幻想的でとても印象的でした。
晴れの日とはまた違う美しさがあって、「こんな表情もあるんだな」と新しい魅力に気づかされました。

バラ ライオンハート

3.開花したライオンハート
ようやく咲いたライオンハートは、想像以上の華やかさ。
外側の花びらから中心に向かって、ふんわりと丸く重なり合うロゼット咲きが本当に美しくて、思わず見とれてしまいました。
遠くから見てもあざやかなピンク色が目立つので、庭がとても華やぎます。

4.花瓶に生けたライオンハート
せっかく綺麗に咲いてくれたので、おうちの中でも楽しもうと切り花にして花瓶へ。
大き目の花と濃いピンクがインテリアのアクセントになって、お部屋が一気に明るくなりました。
花びらの密度がゴージャスで、横から見てもふわっと丸く、つい目をひかれるような本当に存在感のあるバラです。

5.美しく開いたライオンハート
こちらは、もう完全に開ききった状態のライオンハート。
花びらが幾重にも重なっていて、まるでドレスのフリルのよう。
中心にのぞく黄緑のしべがアクセントになっていて、何度見ても飽きない美しさです。
この状態になってからも数週間咲き続けるので、花もちのよさには本当に恐れ入ります。

まとめ

ライオンハートは、その名前のとおり、力強さとやさしさをあわせ持ったバラです。

華やかで個性的な花姿は、見る人の目を引きつける美しさがありながら、育ててみるととても丈夫で育てやすく、初心者の方でも安心して楽しめる品種だと実感しました。

元気に育ち、花もちもよく、咲き進みながらさまざまな表情を見せてくれるのも魅力のひとつです。

花もちがよいぶん香りはかなり控えめなので、香りが強いバラが苦手な方にもぴったりです。

もし、

  • 「少し変わったバラを育ててみたいな」
  • 「初心者でも育てやすくて個性のある品種がほしいな」

と思っているなら、ライオンハートはきっと素敵なパートナーになってくれると思います!

私自身、これからも大切に育てて、フェンスいっぱいに咲かせる日を楽しみにしています。

「ライオンハート」を育ててみたい方は「バラの家」の公式本店からの購入がおすすめです!

丁寧に管理された元気な苗が届きます。


※大苗は人気で売り切れていることも多いようですが、新苗でも元気に育ってくれると思いますのでおすすめの品種です!

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