【子育て】元幼稚園教諭が伝えたいストレスが少ない園への送り出し方【声かけ】

園への送り出し方アイキャッチ 子育て

こんにちは、Yayoiです。いつも記事を読んでいただきありがとうございます。

現在は在宅でお仕事しながら子育てをしている私ですが、結婚するまでは幼稚園教諭として勤務していました。

今回はそんな経験を活かして、保護者の方が悩みやすい園への送り出し方について書いていきます。

ストレスの少ない園への送り出し方、お子さんへの声のかけ方をお伝えしたいと思いますので、良かったら最後まで読んでいただけると嬉しいです。

はじめにお伝えしたいこと

まずお伝えしたいのですが、ここに書いてあることがすべて正しいわけでは決してありません。

子どもはひとりひとり違うものですし、接し方が違うのが当たり前だと思って軽い気持ちで読んでください!

  • 育児書の通りにやったのに、いろんな記事を調べて試したのにうまくいかない
  • 調べれば調べるほど間違っている気がする
  • うちの子は他の子と違うんだ……

このように悩んでしまう保護者の方もたくさんいます。

この記事は「ふ~ん、そうなんだ」程度で読んでいただいて、その結果少しでもお悩みが軽くなったらとても嬉しく思います。

そもそもどうして園に送ることにストレスを感じるの?

毎日園で過ごしていると、

  • 幼稚園行きたくない!
  • おうちの人と離れたくない!

というお子さんがたくさんいました。

朝忙しい中でお子さんに泣かれてしまうと、保護者の方もパニックになりやすいですよね。

スムーズに登園してくれたら悩まなくてすむのに!とついついイライラしてしまいがちです。

園に預けるのには理由がある

それでも、お子さんを園に預けているのにはそれぞれのお家で必ず理由があるものです。

  • お仕事に行かなければならない
  • お友達との触れ合いや、集団生活を経験させてあげたい
  • 小学校に行くための土台作りをしてほしい

など…

お子さんのためを思って送り出しているのに…と感じる方も多いのではないでしょうか。

それなのに「行きたくない!」と言われてしまったら、まずお家の方が感じるのは「困った!」という気持ちだと思います。

その結果、どうして言うことを聞いてくれないの?とストレスに感じてしまうわけです。

イライラしたり、ストレスを感じるのは決して間違いではありません。

登園時の声のかけ方

それではさっそく、登園するときの声のかけ方から見ていきましょう。

まず大切なのは「子どもの気持ちを一度受け止めてあげること」です。

登園以外でも使えるテクニックですが、保護者の方も深呼吸をして落ち着いて、お子さんの気持ちに向き合ってみてください。

NG声かけの例

お子さんが登園を渋っているとき、できればこんな声かけはしないようにするのがおすすめです。

  • ダメだよ!お仕事行かなくちゃいけないんだから!
  • 他の子は楽しく行ってるのに、どうして泣くの?
  • 〇〇ちゃんごめんね。

気持ちに共感してもらえず、突き放されたように感じてしまう声かけで、だんだんイライラしてくるとついやってしまう言い方ですね。

他の子と比べるのももちろんNGで、子どもからしたら他の子がどうだろうと自分には全く関係がないのに、プライドが傷つくばかりです。

また、「ごめんね」は一見子どもの気持ちに寄り添っているように見えますが、実はあまりよくない声のかけ方で、お子さんのことを思っている優しい保護者の方ほどやってしまいがちだったりもします。

しかし、考えてみてほしいのですが、幼稚園や保育園は「ごめんね」と送り出すようなよくない場所でしょうか?

謝りながら保護者側も悲しくなってしまうよりは、楽しい気持ちで送り出す方法を考えたいものですよね。

子どもの気持ちを受け止めて送り出そう

繰り返しになりますが、大事なのは子どもの気持ちを受け止めること。

このように、一度お子さんが思っていることを受け止めてあげましょう。ぎゅっとハグするのも良いかもしれませんね。

  • そうだね、行くの嫌なんだね。
  • お母さんも、〇〇ちゃんと一緒にいたいよ。

自分が思っていることを受け止めてもらえた経験は、自分を見てくれている、離れていても大丈夫という安心感につながっていきます。

泣いてしまっても安心して!

もし泣き止まなくても、子どもの気持ちを受け止めてあげたらそのまま保育者に任せましょう。

保育者側はプロなので、泣いていてもお預かりするのがお仕事なので、任せてしまって大丈夫です。

そして、大人だからと我慢することなく、保護者のどうしても不安な気持ちを園の先生に伝えたり、相談したりしてもよいと私は思います。

もし泣いたまま送り出してしまっても、意外と遊びに集中し始めると落ち着いて過ごせたり、泣き止んで園での生活を楽しめることも多いです。

園の門をくぐったり、お部屋に入ると、子どもなりに気持ちを切り替えているお子さんもたくさんいます。

もちろん心配だとは思いますが、明るく送り出せなくても大丈夫だということを覚えておいていただけるといいと思います。

降園時の声のかけ方

降園してお家に帰るときの声のかけ方も、実は意外と大切です。

この時の対応の仕方で、次の日からまた楽しく園に行くための土台が作られるからです。

NG声かけの例

園から帰ったお子さんに、あまりしない方が良い声のかけ方もあります。

  • ほら、全然大丈夫だったじゃない。
  • ごめんね、嫌だった?

大丈夫だったじゃん!というのは大人主体の結果論であって、お子さんはとても頑張っていたかも?

本当はすごく寂しかったのに、という気持ちを無理して心の奥に隠してしまうかもしれません。

また、「ごめんね」も登園時と同じ理由でやめておいたほうがよいでしょう。

とても楽しく過ごせていたかもしれないのに、今日あったことを伝えられなくなってしまいます。

お子さんが楽しく過ごせていたとしても、寂しかったとしても、その気持ちをすべて無視してしまうような声かけはやめておきましょう。

楽しい気持ちを次につなげよう

それでは、園から帰ったお子さんにどんな声かけをしたらよいのでしょうか?

例えばこんな声かけはいかがでしょう。

  • 今日も楽しかったね!
  • どんなことをして遊んだか教えて?
  • 給食おいしかった?何食べた?

園であったこと、お子さんが体験して楽しかったことなどを共有してみるのがおすすめです。

楽しかった気持ちや体験を受け止めてあげることで、明日はどんなことがあるだろう?という期待も生まれてきます。

もしも「忘れちゃった~!」と言われたとしても、それだけ夢中になって過ごしていたんだなとポジティブに受け止めましょう。

子どもの話を聞ける環境づくりをしよう

もうひとつプラスとして、こうしてその日あったことをお話する経験は、お子さんが大きくなってからも必ず役に立ちます。

自然と子どもと会話が生まれる環境を小さいうちから作ることができるからです。

楽しかったとき、嬉しい体験があったり、悲しいことや困ったことがあったとき。「いつでもあなたの話を聞くよ」という姿勢はとても大切だと思います。

まとめ

今回は子どもを園に送り出すときの、少しでもストレスが少ない送り出し方や声のかけ方をご紹介しました。

改めて、子育てに正解はないので、この記事で書かれていることが絶対に正しいわけでありません。

この記事でNGとされている声かけをしてしまったとしても大丈夫、一部の意見として参考にする程度で軽く考えてくださいね。

今回のまとめ

  • 子どもの不安な気持ちをしっかり受け止める
  • どうしても不安なときは、園の先生に心配事を伝える
  • 園から帰ってきたときには明るく迎え、楽しかったことを共有する

それでも初めてお子さんと離れることになる園生活は、不安を感じる保護者の方が多いですし、私自身、受け入れる側も経験しているのに自分の子どもを送り出すのは不安で寂しいものです。

送り出したあと不安になっても、やっと離れられた……と開放感を感じたとしても、どの気持ちも間違いではありません。

子どもの気持ちも、保護者側の気持ちも大切にして毎日を過ごしていきましょう。

この記事が、少しでも悩みを抱えている保護者の方のお役に立てれば嬉しいです。

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